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焼酎を一杯飲みて二杯目を妻の顔見て手を引っ込める


ここからは日本経済新聞に投稿した短歌もアップしていこうと思うが、日経はメールで送ってもよく、その点は葉書代がかからないだけに嬉しい。

2020-2-28 焼酎

 ロックの焼酎を夕食時に少し大きめのコップ一杯飲むのが何よりの楽しみ。

 二杯三杯飲めれば嬉しいのだが、定年後はなかなかそうはいかず、今では週一日は休肝日。

 二杯目を飲みたくなって、瓶に手が伸びかけたが妻の顔を見てしまい、諦めたことを一首に詠んでみた。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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木枯や懐までも吹き抜ける 暖房けちり部屋着はダウン


 年金生活に入ってすでに5年半になった2018年の暮れ12月30日に郵便ポストに投函したのがこの一首。

2020-2-25 木枯を吹かす

 懐の淋しさはつのるばかり。

 木枯が吹き荒れているようなものである。

 暖冬ということもあり、震えあがるような寒さに襲われることは余りないこともあるが、ストーブは消して灯油代を節約。

 部屋着としてダウンジャケットで過ごすこともあり、そんな一コマを詠んでみた。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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電線を斜めに裂きて消えてゆく 東の空に流星を見る


 「ふたご座流星群」が流れたのが2018年12月14日の深夜。

2020-2-23 流星

 電線を切り裂くように流れていくのを見た感動を一首にしたのがこの短歌。

 流星群というだけに、次々に見れたかというと、それほど確認はできなかったが、裸眼でも見れたのは幸せであった。

 あ、流星は当日撮影したものではないです。

 無料のサイトからお借りしてきたものです。 

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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歩むにも転ばぬように下を向き いつしか背中「く」の字を描く


 横断歩道の上で倒れ込んだことは痛恨の極みであっただけに、ヤバそうなところは下を向いて歩くのが当たり前に。

2020-2-22 背中が曲った人

 下を向くということは腰はあまり曲げないとしても、背中は曲げて歩くこととなる。

 結果、いつの間にか「く」の字になってしまうことになる。

 もちろん、原因はこれ一つではなく、コンピューターを打つ姿勢も悪いなど、複合的な要因があるとは思うが、とりあえず歩く姿勢に絞り一首にまとめてみた。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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病院の窓から見える青き空 鬱々とした心に沁みる


 これも、二度に渡る一ヵ月近くの入院生活で感じたことを一首に詠んだもの。 

2020-2-21 病院の窓

 イラストは女性になっているが、もちろん、男性。

 青い空は鬱々とした気分に覆われた心を何故か晴れやかにしてくれた。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

     がむしゃらに昭和平成生きぬけど古希を迎えて迷宮を行く

     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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温暖化気象狂って東京に 今年木枯一号吹かず


 温暖化は留まるところを知らず、一昨年の暮れには東京に木枯一号が吹かずに年を越えてしまった。

2020-2-19 木枯らし

 そんな温暖化への危機感をもって読んでみたのがこの短歌。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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かわいそう泡立草がアレルゲン 誤解が生みし悲劇ここにも


 背高泡立草が間違われるのが花粉を飛ばすブタクサ。

2020-2-18 背高泡立草

 泡立草は蜂など昆虫が花から花へ花粉を運ぶことで受粉する虫媒花なのに、ブタクサに間違われることで、花粉症の元凶、アレルゲンとして徹底的に嫌われ排除されることに。

 誤解が生む悲劇は色々あるが、泡立草もその一つで、一首を詠んでみた。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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     ボケないで心配そうに妻叫ぶ転がり落ちる老いの坂道

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迫りくる横断歩道の白い線 老いる悲しみ噛みしめ起きる


 イラストのようにスマホやガラケイを別にしていた訳ではなく、今考えてみても何で倒れ込んだかは分からない。

 でも、見事にバタリと倒れ、横断歩道の白い線が目の前へ迫ってきた。

2020-2-17 横断歩道倒れる

 横を見ると、クルマがブレーキをかけ、フロントガラス越しにこちらを見て、少し心配そうな表情を。 

 何とも情けない気持になり、老いたことを実感し、その時の一コマを詠んだのがこの一首である。

 以後はほんの少しの凸凹も気を付けるようにしている。 

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     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

     宇宙論読めば読むほど視界ゼロ虚無から生まれ虚無へと消える

     広州とスカイプ通し初孫(ういまご)の笑う姿に機上の人に

     現金を出して怪訝な顔されるキャッシュ使わぬ中国社会

     金ピカの超高層のビルが建つさすが中国わびさび無縁

     歯周病一本二本抜けてゆき総入れ歯への悪夢がよぎる

     田植機が羽を広げて道占拠のろのろ進みいらいらつのる
                (2018年6月24日朝日歌壇掲載)

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また今日も歯医者の予約を忘れ去る 脳に棚引く忘却の雲


 年を取るということは、如何ともしがたいとはいうものの、泣けてくることが次々と起こり、気分も滅入ることが多い。


2020-2-16 歯科医

 予約をしていた歯医者へ行く時間をすっかり忘れ、夕方になって思い出し、慌てて電話。

 忘却の雲が脳の中に棚引き、約束事を覆い隠しいるのではないか、と思いつつ一首詠んでみたのがこの短歌。

 少しは頭を使い、短歌を詠んだり、ブログを書いたり、ボケ防止にもなるかとも思い過ごす毎日。

山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

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腹水を抜く管付けたスタンドをガラガラ鳴らし不安押し出す

 
 またまたで申し訳ないが、これも盲腸本体を切り取った時の入院中の一コマを抜き出して詠んだ一首。

2020-2-15スタンド


 腹水が腹腔内に溜っており、それを体内から出すためにお腹に穴を開けて管を通した状態で約10日間病院内をスタンドをガラガラ鳴らして移動。

 そうそう、お腹に穴だけでなく、胸の辺りの血管に点滴の管も付けていたことを覚えている。

 不安と闘う日々を短歌にまとめたもの。
 
山口和雄の短歌集

     似つかわぬ名を戴きし犬ふぐり可愛き花がふぐりは哀れ

     梅が散り桜が散って桃が咲く気候狂って花まで狂う

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